ゼミ紹介

日本近代文学、幕末の文学(青山 英正ゼミ)

研究テーマ

青山ゼミ イメージ画像

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 近世から近代にかけて、政治だけでなく社会や文化も大きく変化しました。文学も同様です。日本史上最大とも言えるこの転換期において、前近代文学の何が継承され、何が変化したのかを、政治・社会・文化的背景も視野に入れつつ、詩歌を中心に明らかにしたいと考えています。

青山ゼミってどんなゼミ?
紹介してくれるのは高3で文転した白玉好きの田川 ほのか(たがわ ほのか)さんです
Q
青山先生って、どんな人?
A

 日本近代文学・日本近代文化・日本近世文学を専門とされている先生です。
 ゼミでは発表後に先生から意見をいただくのですが、必ず一つは褒めてくださる、という印象があります。ですので、発表の出来が悪いとこちらがいたたまれなくなってしまい、次こそ頑張ろうという気になるんです(笑)。とてもやさしい先生で、わたしたちが質問をしに訪ねると、必ずヒントを提示してくださります。あと、たまにお菓子をもらいます。わたしたちのほうから差し入れすることもあります。なので先生の研究室にはいつもお菓子があります(笑)。

Q
青山ゼミならではのポイントを3つあげてください
A

①文章力が鍛えられる:
 自分自身の考えが重要視されるので、それをきちんと言葉にしなければなりません。「考えて、書く」を繰り返すうちに自然に文章力が身についていきます。800字の作文もままならなかった私が、今では6,000字のレポートを書けるようになったのは青山ゼミのおかげ。ですから、文章が苦手な人でも心配は要りません。
②論文を読む力がつく:
 ほかのゼミと比べて、論文に触れる機会が多いと思います。青山ゼミでは先行研究を自分で調べ、読み、批評する、という学習を重ねるので論文を読む力がつきます。これは、いずれ自分が卒論を書く際に大変役立ちます。
③雰囲気がとても良い:
 和気藹々としていますが、けしてゆるすぎることはなく、発表の時は良い緊張感があります。先生、学生を含めとても良い雰囲気です。

Q
青山ゼミでの研究テーマについて教えてください
A

 青山先生の専門分野である日本近代文学・日本近代文化・日本近世文学がテーマの領域で、主に小説を取り上げて研究を進めます。
 2年次は樋口一葉の『たけくらべ』を題材に、作品に関する論文をみんなで読み込んでいき、作品と論文の両方を読む力を身につけていきます。その読解力をもとに、3年次は個人でテーマを決めて発表を行い、卒論の方向性を定めていきます。近代という時代の範囲内であれば、どんなテーマでもかまわないのでテーマは人それぞれ。発表は1回に2~3人、1人20分程度です。その後質疑応答があり、先生の質問と評価を受けます。

Q
その中で田川さんが研究していることは?
A

 近代文学における「影」に注目し、影に関する作品を調べています。きっかけは、梶井基次郎の書簡形式の短編『Kの昇天─或はKの溺死』でした。本体を離れた自分の影が月へ昇っていくというミステリアスなお話で、「二重性」や「分身」といった梶井文学の重要な主題もさることながら、「月明かりでつくられる影」に魅かれました。
 影って、子どもの頃はよく気にして遊んだりしますが、大人になると意識しなくなるもの。でも文学の世界では作品の重要なモチーフとして扱われることが多く、たとえば岡本綺堂の『影を踏まれた女』では、死を予感させる不吉なものとして描かれています。同じ死であっても、梶井の作品はどこか綺麗な印象を受けます。

Q
卒業論文のテーマは何にするつもりですか?
A

 「近代文学における影—影の役割とその理由—」というテーマで取り組もうと思っています。日頃ゼミで研究していることの延長です。いざ影に関する国内外の作品を集めてみると、想像以上に多くて驚きました。どれを研究対象にするか取捨選択に頭を悩ませますが、大変な作業だけにやりがいを感じます。単に影といっても作品ごとに扱われ方は違うし、「共通点は?」「役割は?」と比較するのも楽しいです。読書は好きで、ジャンルに偏ることなく幅広く読んでいますが、一つのテーマに絞って異なる作家の作品を読んでいくのも面白い、とゼミでの研究を通して知りました。

Q
まだゼミを知らない後輩や高校生へメッセージをお願いします
A

 自分の学びたいことを学べるのがゼミの魅力です。時間をうまく使えば高校時代でもできないことはありませんが、大学では資料も自由に使えるし、専門の先生から助言を受けることもできます。私はもともと理系だったのですが、ある時「文章を読みたい!」という欲求にかられ高3で文系へ転じ、日本文化について詳しく知りたいという理由で明星大学の日本文化学科へ進学しました。そして今は堂々(笑)と好きな研究をしています。
 入学当初は「卒論て大変そう、私にできるかしら?」と心配でしたが、2年次から少しずつ準備を進めていくのでいつしか不安は解消。ですから難しく考える必要はありません。大学での自主的な学びがどれほど楽しいものかを、ぜひとも実感してください。