ゼミ紹介

現代日本語、言語学(内海 敦子ゼミ)

研究テーマ

内海ゼミ イメージ画像

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 言語の研究を専門とし、アジア地域での現地調査を行って音声から文法、意味、談話まで広く分析しています。他の言語の研究から日本語の特性が分かってきます。アジア地域の民話には日本のものと非常に似通ったものがあり、その伝播と変化の過程を考察するのも興味深いです。

内海ゼミってどんなゼミ?
紹介してくれるのは日本語を気になり出すと止まらない川里 りさ子(かわざと りさこ)さんです
Q
内海先生って、どんな人?
A

 日本語をはじめ世界各国の言語に精通する言語学者です。その専門領域は広範囲で、アメリカやイギリスはもちろんのこと、インドネシア語については少数民族が使う言葉まで広く深く研究されています。
 明るくさばさばとした方なので、各自の発表の際も緊張することなく自然体で臨めます。発表のあとに、わたしたちに馴染みのあるかたちでわかりやすい解説や補足説明をしてくださるので、毎回楽しみに聞いています。

Q
内海ゼミならではのポイントを3つあげてください
A

①自由なテーマ!:
 自分が関心や疑問を抱いた事柄をテーマに発表できるので、その国について幅広い観点から知識を得ることができます。毎回さまざまな発見があるので、とても面白いです。
②ゼミ内での共有:
 自由発表の前にあらかじめ一人ひとりがテーマを発表するので、ゼミ内でテーマの共有ができます。そうすることによって、ほかの人の発表にも自ずと関心が湧いてきます。
③コメントも重要:
 毎回、発表者に対してコメントができるので、その一つひとつの意見がレポート作成時に非常に参考になります。みんなで共有できることが多いのが、内海ゼミの良さです。

Q
内海ゼミでの研究テーマについて教えてください
A

 イギリスと日本、アメリカと日本を比較し、英語と日本語の違いを考え、それを踏まえた上で言語学を学びます。外国語と日本語の比較を試みたい方や、現代日本語など言語全般について興味のある方にはおすすめです。
 少しでも言語学に触れていれば幅広く受け入れてくれるのでテーマは十人十色、バラエティーに富んでいます。わたしは、アメリカのハンバーガーを題材にその歴史や変容について調べました。また、『ハリーポッター』を取り上げた学生もいて、こちらもとても興味深かったです。研究テーマが幅広く、自由なのが内海ゼミならではの特長です。

Q
その中で川里さんが研究していることは?
A

 「略語」や「ら抜き言葉」について研究しています。わたしが言葉を意識しはじたのは日本文化学科で学ぶようになってからのこと。いわゆる「若者言葉」があらゆるシーンで使われる現代で、自分も口にすることが当たり前になっていました。「略語」も「ら抜き言葉」も、けして正しい日本語ではないのにどちらも通じてしまうし、テレビなどでも普通に登場します。この先どんどん乱れていってしまう懸念を抱き、だったら自分で調べてみようと思ったのです。やりがいは、変遷をたどっていく過程で多くの発見を得られること、大変なのは情報収集です。なにしろ日々増殖していますから(笑)。

Q
卒業論文のテーマは何にするつもりですか?
A

 「略語からみる若者言葉の変遷」をテーマに書こうと考えています。明治時代にまでさかのぼって調べているのですが、今当たり前に使っている言葉がじつは昔からあったとか、でも意味は違っていたなど、いろいろと発見することがあって面白いです。たとえば「ガラケー」という略語は「ガラパゴス携帯電話」の略ですが、「ガラパゴス」を知っていた人は少ないはず。わたし自身、「ガラクタ」と勘違いしていました(笑)。日本語同士をかけ合わせた略語なら意味も想像しやすいですが、耳慣れない外国語と一緒になるとすぐにはわかりません。「ガラケー」という略語が「ガラパゴス(諸島)」について知るきっかけになるのであれば、それは略語の功績といえるかもしれません(笑)。

Q
まだゼミを知らない後輩や高校生へメッセージをお願いします
A

 幅広い知識を身につけることを目的とする高校までの学びに対し、ゼミでは一つのことについてとことん掘り下げて研究することができます。自分が興味のあるものを深く知ることができるので、調べごとも楽しくなりますし、その中で日々成長していくことを実感できます。自由ならではの楽しさ、それがゼミの最大の魅力だと思います。
 またゼミは、新しい仲間との出会いの場でもあります。古典なら古典、言語なら言語といったように、同じ分野に関心を持つ人たちが集まるので、ゼミ生同士自ずと仲良くなることができます。そんな仲間たちとともに、自分の研究に思う存分取り組んでいってください。