教員紹介

芳澤ゼミ

芳澤 元

芳澤 元

芳澤 元 准教授

(日本中世史、室町文化・宗教史)

博士(文学)
大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程修了(2013年)
仏教史学会委員、日本史研究会、史学会、大阪歴史学会、藝能史研究会、日本古文書学会所属
研究会: 歴史を旅する会

研究の紹介

 室町時代ときいて、どんなイメージが膨らみますか?
 かつて内藤湖南は、「現代日本を理解するには、室町時代を熟知することが最も必要だ」と述べましたが、この時代の文化を理解しようとするとき、どうしても欠くことのできないのが宗教史の観点です。とはいえ、エライ坊さんの一代記や、有名な寺社の歴史だけが大事なわけではありません。私自身が、室町時代の仏教、禅宗と社会の関係を研究するなかで、浮かんできたテーマは、「生活文化としての中世宗教」です。なぜ戦国武将のなかにボウズ頭がいるのか、坊さんが酒を飲むことは平気なのか——。600年前の日常は、独特の価値観に支配されていました。そうした当時のくらしや社会のかたちという〈細部の問題〉から、ひとつの〈時代像〉を描くことを、当面の目標にしています。「そんなこと研究して、何の役に立つの?」。そんな声もあるかもしれませんが、生き方や人生というテーマを抜きにしては、どんな学びも骨抜きになってしまうでしょう。

学生へのメッセージ

 歴史上の人物や事件の名前を知っておくことは、まったく無意味なこととは限りません。ただし、もっとも大事なことは、歴史や文化史を学ぶなかで、自分なりの世界観をもち、現代社会を観察する眼力を育てることだと考えています。そのためには、ジャンルを越えて学ぶ姿勢、広い好奇心をもつことが大切でしょう。
 自分が夢中になれるものを発見することは、そんなに簡単なことではないかもしれません。本学科には、それぞれの専門分野で第一級の、しかも人間的にも個性豊かな教員、そして学生たちがたくさんいます。年齢・性別・出身に関係なく、いろんな人間とふれあい、関心の幅を広げることは、きっと社会人になる良い準備体操になると思います。

業績・著書

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