学生主体の活動「がま庵」

『蝦蟇』とは


『蝦蟇』とは、日本文化学科の学生が自ら編集する文芸誌。平成14年の創刊以来、毎年年度末に発行、その春旅立つ卒業生をはじめ、入れ替わり入学する新入生、在学生に届けられます。しかしながら、『蝦蟇』って何? 『??』何て読むの? どんなことが書かれているの? なんて疑問も。そこであらためて蝦蟇編集部を取材、雑誌『蝦蟇』について根掘り葉掘り聞いちゃいました。



蝦蟇の由来

 蝦蟇口(がまぐち)財布のように、「雑誌を開くと学生の無限の可能性を秘めた、さまざまな文章作品が湧き出る」という雑誌づくりをめざしていることから命名。もちろん、飛び跳ねる蛙を連想させる“飛躍”の意味も掛けています。



なるほど! 日常的にあまり縁がない漢字だけど、そこは日本文化学科ならでは、ユニークなネーミングだね。ところで、編集部ではどんな活動をしているのだろう?




蝦蟇の活動紹介

春~新年度蝦蟇結成の季節~

 新編集長の下、新入生を歓迎しつつ年度の方針を決定。4月、5月の時点でほぼすべての企画と予定を組み立てます。この時期はミーティングの繰り返し、編集や執筆といった作業は「研究会報告」や先生方に推薦してもらう依頼文程度です。ただ、ここでのスケジューリングが今後の展開を左右していくので、けっして気は抜けません。

夏~蝦蟇本格始動の季節~

 方針が固まり、いよいよ誌面づくりへ向けて本格的な作業がスタート。6月~8月中旬には「多摩探訪」のコーナーをまとめ、「リレー小説」も一番目から二番手、さらに三番手までバトンが渡ります。編集作業が、全体から個人へと徐々にシフトしていきます。

秋~星友祭や明星人語など、イベント盛りだくさんの季節~

 秋たけなわ、年に一度の「星友祭(学園祭)」のシーズンが訪れます。「リレー小説」と「明星人語」のコーナーが一段落すると編集作業は完全に個人へ移行。11月下旬には蝦蟇内で執筆するほとんどの原稿が〆切を迎えるため、添削の量が増大していきます。

冬~全ての原稿を迎い入れ、ラストスパートをかける季節~

 外部に依頼していたものを含めて原稿が総〆切となり、蝦蟇部員全員が膨大な編集作業に追われます。俗にいう修羅場に近い状況ですが、これこそ本づくりの醍醐味! ここまで来れば完成まであと一歩、編集作業がカタチへ向かう期待感に胸が躍ります。

春に企画を組んでから、一年かけてじっくりと編んでいく。1冊の雑誌をつくり上げることで生まれる連帯感、それが代々受け継がれていくんだね。



蝦蟇の企画一覧

明星人語

 「学生たちの言葉に耳を傾けよう!」という趣旨でスタートした『蝦蟇』の顔ともいえる看板企画。まずは「自立と体験2」の授業で蝦蟇の学生が特別講師を担当して、テーマの提示、書き方の指導などを行います。それに従い、一年生の100人全員が作文。提出された作品の中から、編集部員が何篇か選んで掲載する、という学生参加型の画期的な企画です。

編集部と授業とのコラボレーション! 1年生は全員が作家、腕の見せどころです。


研究会報告

 日本文化学科内で自主的に活動する勉強会「日文研究会」の活動報告です。本学科にしか存在しない十数に及ぶ固有団体が何をし、何をめざしているかを知ることができます。予想可能なものから予想外のものまで多種多様ですが、いずれも魅力にあふれています。

興味のある研究会が、それぞれどんな活動しているのか、ガイドブックとしても活用できそう!


先生方のエッセイ

好きな本やおすすめ映画など、編集部が毎年テーマを決めて、先生方にエッセイの執筆をお願いしています。先生方の意外な趣味・趣向の一端が浮き彫りになるので、蝦蟇部も興味津々です。

ふだんはアカデミックな先生方も、この時ばかりは、きっと楽しみながら自由に書いているんでしょうね(笑)


多摩探訪

 キャンパスがある日野に留まらず、広く多摩エリアを探ります。これまで、高尾山、羽村の玉川上水、動物園、地域の美術館、昭和記念公園などを訪れてレポートを掲載。蝦蟇編集部ならではの視点をお楽しみください。

外での取材も編集の大事な仕事。実際に目にしたものを言葉にするんだね。


リレー小説

 編集部員による合同企画。まず冒頭の書き出しを2案用意し、それをもとに2チームで物語を進めていきます。キャラクターやシナリオの整合性を図りつつ、試行錯誤しながらバトンを渡していきます。結末は最後の最後までわかりません。

まさに文章リレー! 責任重大だけど、ちょっと試してみたいかも。


部員たちによる短編小説集

 編集部では趣味で小説を書いている人が多いので、それを何かに活かせないかと考え生まれたのがこの企画です。新入生文章でなくとも、蝦蟇の企画として部員自らの個性を存分に発揮するチャンスです!

「先輩に、もっと自由を!」と考案された短編企画に、『蝦蟇』ならではの個性がキラリ☆